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木工ボンドのふき取りについて2
大山流木工ボンドのふき取りは
- まずはティッシュか乾いたウエスではみでたボンドを大きくふき取る
- 軽く水を含ませた竹ブラシでこする
- さらにきれいなウエスでもう一度ふき取る
- ボンドがついた部分へのペーパーがけを多めに行う
この4つを完璧に行えば合板についた白ボンドはほぼ完璧におちるのでスピーカーボックスに着色塗装をした場合に、ボンドの残りが色むらとなってでることはまずありまえん(タイトボンドの場合はこれだけでは難しい場合があります。)
竹ブラシは一般の方にはあまりお目にかからないものかもしれませんが、木工職では頻繁に利用します。これ以外にも木工ボンドを広く薄く塗るのに使ったりもできます。使い方はいたって簡単ですが写真を載せておきます。
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竹ブラシはバケツに水を入れて利用します。 |
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竹ブラシに水を含ませたら軽くボンドがはみでた部分をこすります。 |
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ウエスでボンドをおとします。 |
ここで述べた木工ボンドのふき取りはあくまで着色塗装をするという前提の上のはなしです。無塗装の場合はこれほど丁寧にやる必要はないでしょう。なお木工ボンドをふき取るのはスピーカーの外側つまり外観に接する部分のみで、内側の隠れてしまう部分はむしろ拭き取らずにそのままにしておいたほうが音漏れの観点から好ましいといえます。