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誤差を少なくする注文方法2
「カット精度」「直角を出す」-この2つを強調すればかなり正確に切ってもらえることうけあいです。しかしこの2つを確実にこなしてもらってもスピーカーを組み立ててみると、実はカット精度どおりに出来上がらず凸凹になってしまうことは起こります。何が問題なのでしょうか?(ここから先はスピーカー製作を経験した人でないと理解しづらいかもしれません。)
長岡鉄男先生のバックロードホーン型スピーカーはスワン系を除いてほとんど上の写真のような形になっているのがわかります。「赤い」側板が「青い」音道部分をサンドイッチするような構造です。
この形のスピーカーを完璧な精度で組み上げたいと思ったときに最も大切なことは①「青い」音道部分のバーツの横幅が全て一定であることということ。②「赤い」側板の寸法が青の音道部分と同じかそれ以上であると言う点です。この2つをクリアできれば製作したときに、音漏れしない完璧な精度でスピーカーを製作することができるわけです。どのようにすれば①②の問題をクリアできるでしょうか?