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長岡鉄男のオリジナル・スピーカー工作45
週間FMに掲載されていた記事とstereo誌の特集記事を再構成したのが本書。密閉型・バスレフ型・ドローンコーン型・バックロードホーン型・マトリクス型のスピーカーがそれぞれ数機種づつ紹介されている。始めに理論的なことを解説した後に、作り方も写真付きでけっこう詳しく解説されている。P143~の「ホーンとはどういうものか」の中で、長岡鉄男先生は1円玉と10円玉をおはじきに使った例で「ホーン」を説明している。
「B・Hの原理としくみ」は長岡鉄男先生の初期バックロードホーンの作り方を理論的に説明されていて、これは晩年ののバックロード理論と若干の違いがあり(具体的にはホーン長とスロート絞り率)前期の長岡鉄男バックロードを研究したい向きには最適の本といえる。ここでとりあげられたスピーカーにはまだ長岡師のスピーカーの番号(D-、BS-)はついていないが、ほとんどは後の本で発表されたものに設計図は含まれている。
理論的な部分の難易度は★★★★☆だが、製作に関しては写真などの図が多いことから★★☆☆☆。
長岡鉄男のオリジナル・スピーカー工作45 | ||
発行日 | 1980年10月 | |
著者 | 長岡鉄男 | |
出版社 | 音楽之友社 | |
販売中/絶版 | 絶版 | |
難易度 | ★★☆☆☆ | |
お勧め度 | ★★★★☆ |