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2010年2月22日配信号
チューナーをオークションで落札しました
大山です。続きは編集後記で。
■FOSTEXか?パイオニアか?■
今月中に発表しようと決めた
スピーカー合板のキット品
「Z700」シリーズの第一弾のユニット
が決まりました。
パイオニアの復刻盤ユニット
PE101Aを利用したバックロードにしようかと
決めてショートホーンのバックロードを
一台試作しましたが、
残念ながらうまくいきませんでした。
PE101Aは振動板の重さを示すM0は
4gとフォステクスの同クラスのユニットの
2倍弱あります。
バックロードに入れるとかなり低域が増強され、
よく言えば「大人の音」「堂々とした鳴り方」
とも言えなくもないですが、
悪く言えば「重くて」「暗い」感じ。
もちろんこういう傾向のユニットを吸音材や
空気室・スロートの調整でフラットにもってゆくのもありかなと
も思いましたが、一般的にはバスレフで
使うのが無難かなと思いましたね。
やはり一発目は最も使い慣れているFOSTEX
のユニットFE83ENに決めました。
パイオニアのユニットを使ってのキットを
期待されていた方から数通メールをいただきましたが、
期待に添えなくてスミマセンです。
PE101Aはできれば普通のバスレフで
完成品としてZ800シリーズで出すか、
もしくはバックロードではないZ700シリーズを
出したいと思います。もう少々お待ちください。
(キット一発目はバックロードで出したいのです!!)
■長岡公式で大失敗??■
それで。
FE83EN専用の箱を製作。
FE83ENを使うのは初めてだったのですが、
FE83Eは長岡先生のフラミンゴと小型バスレフで
経験していましたので、試作しなくても大丈夫
だろうと踏んだのが誤りのもとでした。
参考にしたのがD10バッキー。何といっても
D10は音がいいし、バックロードを始めて作るには
大きさも小さいので作りやすい。
長岡先生の公式+自分の経験を加味して
作ったバックロードがこちら。
http://www.diyloudspeakers.jp/0000html/melmagagazou/2010.2-2.html
見かけは長岡先生のものとほとんど同じだから
バランスととれているのですが、
音はとんでもないものになっちまいました(笑)
125hzのピークがなんと100hzの
15db差あります。
ローエンドはまあいいとしても、最も
大事な中低域100-400hzに山谷だらけ。
フラミンゴも結構中低域に盛り上がりが
ありますが、もはやそれどころの話では
なく、とても聞くに堪えないスピーカーで
大失敗でした。
■ふりだしに戻って再度試作■
はじめからこちらの道をゆけばよかったと
後悔しましたが、後悔先に立たずです。
2日間と合板代が無駄になりました(笑)。
はじめに作ったものの問題点は
”低域が盛り上がりすぎた”のが原因でした。
これを改善するためには、
(1)折り返し回数を増やす
(2)直菅の長さを短くする
(3)直菅をやめて、コニカル、曲面構造を入れる
(4)ホーンロードをかけにくくするために空気室の
定数変更
(5)ホーンロードをかけにくくするためにスロートの
定数変更
(6)ホーンの広がり率を変えて対応
あたりが思いつくのですが、
(2)と(4)と(5)で対応しました。
特性もだいぶおちつき微調整でもっと
よくなるレベルにまでもってこれましたね。
あと三日間さらに音をつめて、
Z700-FE83ENのドラフトを完成させたいと思います。
今月中に発表できるか・・??
■編集後記■
先週にかけて長岡先生のスピーカーを
一斉放出いたしましたが、多くの方に
オークションに参加していただきました。
どうもありがとうございます。
オークション話ついでに。
工場で仕事をしながら聞く「チューナー」をオークションで
落札したのですが、これがかなり悲惨な状態でした(涙)
抑えきれない怒りをここで愚痴ってみようかと・・(笑)
まず、落札したチューナーの足(底面についているインシ
ュレーター状)がひとつ欠けていて、アンプの上に
セットするとがたつきます。(怒)
さらに電源をオンにするとランプが点等しますが、これが接触
不良かついたり消えたりするのです。(怒)これはなんとか
直りましたが・・・)
こんなひどい状態のものは普通出品するときに、
その状態を記載するか、ジャンクとしてだすのが
普通だと思うのですがこの出品者は全くこのことには
触れずに出品してたんですね。
クレームのメールを書くも、
「次回から気をつけます」の一言。
もうこの方と”次回”は絶対ないと思うのですがね(笑)
それでその人の評価の欄を見てみると
めちゃくちゃ悪くはない。1000ぐらい取引があって
「悪い」「非常に悪い」の評価は10ぐらいだったから
まあ大丈夫かなと思って入札したのです。
よく見てみると、”どちらでもない””良い”という
評価がけっこう多いんすね。
大山はここで気づきました。
普通の取引をしていたら普通「非常に良い」
をつけるわけで、それ以外の評価「良い」「どちらでもない」
「悪い」「非常に悪い」は全てダメな評価と考えてよいのでは?
みなさんもオークションで買うときは
評価は「悪い」「非常に悪い」だけを見る人は
多いと思いますが、
しかし本当の声は「良い」と「どちらでもない」
に隠れているのでは?
★★★オークションで購入するときの大山からの一通入魂アドバイス★★★
オークションの真の”評価”は「良い」「どちらでもない」に隠れている。
■大山美樹音のサイト■
音工房Zメインサイト http://z-sound.biz
Z1000 特注バックロードホーン http://z-sound.biz/z1000/z1000.html
Z800 Zのエントリーモデル http://z-sound.biz/z800/fe103en.html
スピーカー追求道 http://www.diyloudspeakers.jp/