108万円の音をGETするメルマガ
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2008年12月12日配信号
朝食には必ず
パンにあんこをつけて食べる大山です。
■ミューズの方舟スピーカーコンテンスト2008■
ミューズの方舟主催のスピーカーコンテスト
が開催まで残り48時間後に迫っています。
明後日の日曜日(12月14日)の13:00に開幕します。
寒くなってくるこの季節ですが、
例年通り暑いバトルが繰り広げられることでしょう。
既にこのコンテストに見に行ったことが
ある人や、既に行くことを決めている人には
スルーしていただくとして、
このミューズのイベントはどんなイベントか
簡単に紹介しましょう。
このイベントでは
10人の出品者が決まったレギュレーション(規則)
にのっとり製作したスピーカを競います。
当日イベントにきた人の投票によって
順位を決めるという言わば
自作スピーカーの「コンテスト」です。
私、大山も去年初めて聞きに行きましたが、
200人近くがはいる大会場に12センチ1発の
スピーカーが雄大に鳴るその姿はまさに圧巻そのものでした。
こちらが去年のコンテストの様子です。
http://www.diyloudspeakers.jp/idaf/data/171.html
今年のレギュレーションは
「公称13~16cmユニット一発を使ったスピーカーシステム」
です。
13センチユニットであるFE138ES-Rはまず多く
出品されることでしょう。
このユニットにはかなり手こずっている人も
多いと思うので、何らかの「気付き」が得られる
と思いますね。
気に入った音があれば
積極的に出品者とお話してみるのもいいと思います。
16センチユニットも出品される方がいると
面白いですね。伝統的なロクハンユニット
と最新の13センチフルレンジの違いは大いに興味
のあるところです。
かなり広めの会場に、200人ぐらいでしょうか
去年は大勢の方が会場に詰め掛けていました。去年は
ほぼ満席に近かったので今年は立ち見もでる
のではないかと推測します。
開場はけっこう分かりにくい場所にあります。
京浜東北線・りんかい線「大井町」から徒歩で10分ほど。
東急大井町線「下神明」から徒歩2分ほどです。
初めて行かれる方は
グーグルマップで
http://www.diyloudspeakers.jp/idaf/data/172.html
住所「東京都品川区西品川1-28-3」
をいれると地図がでますので、
プリントアウトして持参されるといいと思います。
グーグルマップで調べるとストリートビュー(写真)
もでてきますが、茶色いレンガ造りの建物が
会場となる「品川区立中小企業センター」です。
ここの3Fのレクリエーションホールで行われます。
道に迷ったらまずは品川区役所の本庁舎を目指して
、その辺で「品川区立中小企業センター」の場所を
聞けば分かると思います。
12:30会場、13:00スタート。
もちろん入場は無料です。
私もボランティアスタッフとして参加しますので
気楽に声をかけてくださいね。
■シナ合板の音はラワンの音で決まる!?■
前回の木工機械の話には多くの方から
良かったというメールをいただいたので
木工ネタもこのメルマガに積極的に取り入れ
ていこうと思います。
といってもあまりにマニアックになりすぎると
自作派はもとより、一般のオーディオファンの
方にはちんぷんかんぷんになってしまう
と思うので
、
極力オーディオに関連のある木工ネタを
紹介していこうと思います。
ところでこのメルマガを読んでいる読者
の皆様は「オーディオファン」と「自作オーディオファン」
に分けるとどのくらいの比率になるのだろう?
とふと思ったりしてみました。
前にとったアンケートで
「あなたが最も好きな長岡鉄男スピーカーとは」
では
「聞いたことがないので分からない」
が堂々の一位に輝いてしまったのを見るとやはり
自作派ではない一般のオーディオファンの方も
多いのではと思います。
このメルマガは自作の素晴しさ、抜群のCPの
高さをを伝えることを一つの目的としていますので、
是非自作ファン以外の方々にも楽しんで読んでい
てだきたいと願っております。
話が逸れましたが
今回のネタ。
「シナ合板の音はラワンの音で決まる」
何のこったいな?という感じでしょうか。
これはベニヤとは何かという部分から掘り下げて
話を進めましょう。
このベニヤはどのように作られるのか?
というと、
2mm程度にスライスされた
無垢板を木目方向を交互に互い違いになるように
4、5枚重ねたものがいわゆる”ベニヤ合板”です。
イメージによる解説はこちら
http://www.diyloudspeakers.jp/idaf/data/173.html
重要なところなので繰り返しますと
ベニヤとは
「薄い短板を木目(木口方向)が互い違いになるよ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
になるように重ねて接着したもの」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
といえるでしょう。
何故木目を互い違いに重ねる必要があるのか?
それは木材の収縮を防いで狂いを少なくなるのが
最大の目的です。
木材というのは材に含まれる水分によって
反る方向が決まっているわけですが、これは単板が厚ければ
暑いほど反りが激しくでます。
ベニヤは薄い複数の単板を反る方向が逆に
なるようにして、全体の反りをキャンセルさせる
ような構造なわけです。
20mm程度の無垢板や集成材を使ったことがある人
ならいかにベニヤは木材特有の狂い(反り)
が前者に比べ少ないかが理解できるでしょう。
ベニヤの歴史はそれほど古くなく、単板同士を
接着する「接着材」が生まれてベニヤ合板が可能になった
らしいです。
ベニヤの仕組みがなんとなく理解できましたでしょうか?
ではシナ合板に話を戻します。
シナ合板とはどのようにできているかと
いうと、
内部の合板にラワンを利用して
表面の薄い板の部分のみにシナを利用している合板です。
これが”シナ合板”の正体です。イメージによる解説はこちら
http://www.diyloudspeakers.jp/idaf/data/174.html
つまり合板の大部分(95%ぐらいか?)をしめる
基本的な材料はラワンで占められていたわけです。
(これに対して、表面も内部も全てシナでできた
合板があります。これを”シナ共芯合板”と
呼びます。こちらは100%シナで作られています。)
タイトルにも書きました
「シナ合板の音はラワンで決まる」
というのは
シナ合板の大部分を占めるラワンが板全体の響きに大きな
影響をあたえるのは考えれば、当然な結論だと理解で
きるでしょう。
つまり良いシナ合板の選択は良いラワン合板の
選択であると言い換えても良いわけです。
「シナ合板」という呼び名は紛らわしいので
「シナ突き板貼りラワン合板」という名称に
したほうが良心的だと思うのは私だけでしょうか?
次回メルマガではこのラワンの選び方を書いてみ
ようと思います。
■編集後記■
大山は今年の冬休みに
本格的なPCオーディオに取り組むことに
しました。
すでにパーツを買いあさり始めています(笑)。
私は外出時は携帯電話に音楽を入れて聞いていますが、
コンピューターで分類された音楽を瞬時に聴けるという
のはホントに魅力的ですね。
この便利さには真面目に土下座したくなりますよ(笑)
もちろん携帯で聞く音は決して良くありませんが、
私にとっては外出時はオーディオは一切考えないで
音楽を楽しめればいいと思っているのです。
ですが、家では最高の音を楽しみたい。
そこで、
私が目指したい形は家で聞くのはハイエンドに近い
形にもっていくべく、全てにこだわりもちろん
DACは外に出して使う。
外で聞く用に使う携帯プレーヤー用には
同じ音楽情報を圧縮したものを携帯プレーヤーに同期
する仕組みができたらいいなと思ってます。
ここは「音」ではなく「利便性」に
こだわろうと思っています。
どんな形になるかはこれからですが、
私が得た知識などはメルマガで皆様にバックして
いこうと思います。
アンケートページや138ES-Rの箱など
やりかけのコンテンツもありますが、
楽しみにされている方は少々お待ちください。
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。
私へのメッセージはこのメルマガに直返信で届きます。