108万円の音をGETするメルマガ
バックナンバー
2008年10月30日配信号
指に棘が刺さってとれず
にイライラしている大山です。
■「ステレオ誌」よりちょっと早くハイエンド
ショーのレポートいたします■
とはいえネットの時代ですから他の方も
多くレポをだしているとは思いますが・・
写真124枚によるレポートはこちらです。
http://www.diyloudspeakers.jp/idaf/data/157.html
今回のハイエンドショーは
出品されているブースは
毎回顔なじみのブースが多かったですが、
来ている人が何故か若年層が多かったのを
感じました。このへんは真空管オーディオの
イベントなんかよりかはるかに客層が若いと思う。
PCを使ったオーディオなんかを展示している
ブースもあってけっこう未来を感じさせる出品
があっておもしろかったです。
ハイエンドショーは毎年2回開催されていますが、
出展されるのはSONYやDENON、PIONEER
といった大手ではなく中小のマニアよりのと
ころが多いのが特徴ですね。これはオーディ
オフェスタとは逆の方向です。
あのイベントに出展されている
会社をみていてふと疑問に思ったのが
「あのブースに出展するのにいくらぐらいかかるのかな?」
という疑問が沸いてきて、調べて
いたらハイエンドショーホームページの
出展社用PDFに書いてありました。
個室で180万
シェアルームで34万だそうです。
(そのほかいろいろ設定がある)
180万は凄いですね。
でも1000万クラスのハイエンド商品を取り扱っている
会社であれば1個売れれば十分広告費などペイできるの
かもしれませんね。
■スロート絞り率と空気室の実験結果1■
スロート絞り率と空気室の実験。
開始してもう1ヶ月ぐらいです。
実験当初は
完成したスピーカーのF特を
測定して長岡先生の理論を確かめる
ために行ったのですが、
実験を進めるにしたがって次々
いろんな疑問がでてきてページ数が異常
に多くなってしまいました。
ページ数にして27ページ書きましたが
まだまだ実験は完了していません。
一応この分野でここまで研究して
いるの人はいないのではないかと
いうぐらいの自負はあります。
このページは
バックロードホーンの設計で悩んだ人で
ないとちんぷんかんぷん
意外の何物でもない
かもしれませんが・・・
久々にサイトの「スピーカー追求編」
を更新しました。興味のある方はご覧になって
ください。
http://www.diyloudspeakers.jp/idaf/data/158.html
残りの実験結果はまた後日お伝えいたします。
■人気のない長岡スピーカー■
第2回目のアンケートが全く盛り上がりません。
初回アンケートの10分の1も投票がはいりません。
是非皆様ご協力を!!
http://www.diyloudspeakers.jp/idaf/data/159.html
やはりちょっと厳しいお題だったからで
しょうか。
しかし、逆に言うと
あれだけ多くの方が
「好きな長岡鉄男スピーカー」
に投票してくれたのに、
「嫌いな長岡鉄男スピーカー」
には投票がほとんどない
ということは
やっぱり長岡スピーカーは最高ってことで
締めくくらせていただいていいっすかね(笑)
現在の時点ではD58ESが7票はいって1位です。
「低音がでない」
というコメントをいただいております。
このD58ESの低域については今後書いてゆきた
いテーマです。
新たなスペアナを導入したので是非他のスピーカー
との相対的な低域の強さをだしてみたい
と思います。
■SHM-CD評2(読者様の声)■
前回書いたSHM-CDについての続き。
私よりか遥かにオーディオへの
造詣が深いM様がアナログとCDとSHM-CDの3つを比較した
おもしろいレビューをいただきました。
私のメールボックスだけに眠らせておくのは
もったいない内容なのでちょっと長めですが掲載いたします。
(M様より許可をいただいております)
--------------引用はじめ----------------
SHM-CDは少し前から着目していて何枚かは既に購入
していました。私も今回早速サンプルCDを購入し聞
いてみました。幸い同サンプル曲に別メディアの同
録音を持っているものがあったので、その辺りを
織り交ぜて感想を述べさせてもらいます。
購入したCDはクラシック版とJAZZ版です。
ニーベルンゲンの指輪の「ヴァルキューレ騎行」
はLPと既存CDが手元にありました。
モーツアルトの「レクイエム」はLPがありました。
Helen Merrillの「What's New」はLPがありました。
私の機材は次の通りです。
CDプレイヤー アキュフェーズ DP-67
プリ(プリメイン) アキュフェーズ E-408
チャンネルデバイダ メジャグラン(4ch)
パワーアンプ 4台
スピーカー 25cmウーファー、
20cmフルレンジ
4cmドーム、ホーン
(ウーファー以外Fos)
アナログP ヤマハ GT-2000L
ストレートアーム、カートリッジ(オルトフォン MC-30 Supar)
機材はとりあえず4Wayにはなっていますが、
寄せ集めのため出来合い3Wayよりは少
しまともな音がするかも・・・といったレベ
ルと思っています。
サンプルを聞き比べてみると、通常CDとSHM-CDとの違いは
殆どの曲が一聴して区別がつくような感じですが、差は
まちまちのようで、同じマスターからこれだけ差にばら
つきがでることが不思議です。
1)ヴァルキューレ騎行
これは偶然にも、デッカのファイナルLPとオリジナルCD
の両方があり同録音を4種類のメディアで比較することになりました。
比較結果は次の通りです。
(a)LP: 密度感、レンジ感に優れ弦がしなやか
(b)オリジナルCD: 弦のしなやかさはLPの及ばない
(c)SHM-CD: 密度感、レンジ感はLPに匹敵、全体として若干LPに劣る
(d)通常CD:SHM-CDに比べあまりにも見劣りする、LPとの
比較では2ランク位劣るように聴こえる
この録音は1982年のデジタル録音ですが、デッカのファイ
ナルLPとしてスーパーアナログディスク技術で製作され
た(と宣伝していた)ようでLPとしてはかなりクオリ
ティが高いと思います。
以前CDをソニーのCDP-552ESDで聴いていましたが、同録
音であまりにもLPに及ばないので悩んでいて、現行の
DP-67に変えてからようやく近い水準になりました。
今回の試聴の結果として、(a)>(c)>(b)>(d) となりました。
(b)と(d)の差がかなり大きく、(b)と(c)の差は小さいようです。
弦のしなやかさや音の品の良さなどがまだLPとの差があります。
カートリッジとイコライザーアンプの水準がやや低いのでLP
はもう少し良い音がするはずです。
2)レクイエム
これはグラモフォンの日本版LPを持っていたので、それとの比較をとりました。
(a)LP: 可もなく不可もない
(b)SHM-CD:LPとあまり変わらない
(c)通常CD: 透明感がやや見劣りする
全体的に静かな曲想なのでダイナミックレンジの比較は余
り意味が無く、透明感があるかないかがポイントになり
そうです。私の感覚では (a)=(b)>(c) といった感じで
す。LPの出来が今一歩といった感じを受けています。
3)What's New
この録音は古くモノラルです。
中古で日本製(と思われる)のLPを購入してあり、最初の
発売のものではないと思われます。ジャケットはオリジ
ナルと同じ印刷になっています。1955年当時の日本にメタルマス
ターを作る技術がどの程度あったか分かりませんが、
表示はMade in Japanとなって
います。
(a)LP: 音の鮮度が今一歩
(b)SHM-CD: 音の鮮度がありモノラルであることを一瞬忘れてしまうほど
(c)通常CD: 音の鮮度は若干劣る、ノイズ感良い
これは明らかにCDの方がよく、(b)>(c)>(a) でした。
USAの初版は遥かに良かったかもしれませんが、残念な
がら日本製LPでは鮮度が大幅に減退しているようです。
LPだけ聴いているなら録音年代からして「こんなもんだ
ろう」と思ってしまいますが、(b)を聴くとマスターリン
グからLPのカッティングの作業に問題があったようにお
もわれます。LPと(b)とではHelen Merrillの声まで違って
聴こえるので、CD製作時のマスターリングクオリティが
かなり高くなっていると思われます。この録音に関しては
(c)と(a)の間にかなりの差があると感じました。
全体的にJAZZの方がSHM-CDと通常CDとの差が小
さいように思いますが気のせいでしょうか。
---(中略)----
長々と書いてきましたが、結論としてSHM-CDは全体的
に非常に丁寧に作ってあると感じます。
これは、CDの裏面を蛍光灯の反射光で見る(銀色に
アルミコート面が透けて見えないとだめだが)とポリ
カーボネートの副屈折により虹のような不規則な
模様が見えます。
この幅が狭いほど副屈折が大きい=歪が大きいとい
うことになります。サンプルの通常CDとSHM-CDを比
較するとこの歪量に倍ぐらいの違いがあります。
しかし、一般に販売されているCDは、サンプルの通常C
Dの何倍も大きな歪があることが判ります。
(読み取る表面はもう少し歪は小さくなるが)
私は長年光学メーカーでレンズ設計に携わって参りま
しので、解説にある副屈折や透過率の影響や材料の差
についてそれなりに専門的な知識があります。
正直な話、解説にある程度の欠点でデータの読み取
りに支障をきたしたり、致命的な欠落がでるようなこ
とが無いようにプレーヤーとDD/DAコンバータは設計
されています。
しかし実際は同じCDから読み取ってもプレーヤーが
ことなると明らかにデータが変化していることが感
じられる場面を多く経験します。
例えば、PCのCD-ROMから読み取り iTuneに記録する
だけですが、読み取るプレーヤーとドライバーが
異なる(同じPCで)と音が変化することが判ります。
音楽CDは他のデータ記録CDと異なり、データにパリ
ティがなく再読み出しもしないので読み取ったデー
タが欠落するとそのままで統計的な処理に従ってデ
ータを修正するようですが、これも数学的にはかなり
の高い確率で修正可能(聴覚的問題ないレベ
ル)と言われています。
技術的にはかなり詰められた技術なのにどうしてこ
んなに音が変わるのか正直言って不思議です。
アナログと比べての音の良し悪しはまた別の議論に
なりますが、SHM-CDが普及される
ことを祈っています。
--------------引用ここまで----------------
M様ありがとうございます。
CDはDAコンバーターで音が変わるのは理屈の上
で納得できるが、トランスポートで音が変わると
言われるとどうしても納得できなかった。
けど聞いてみるとたしかに音は違う。
SHM-CDと一般のCDの違いは読み取り
精度の問題のはずだから理屈の上ではあまり
納得できる話でもない。
けど音は確かに違う。
密閉型スピーカーは理論の上では
他のどのスピーカーよりも優れている
はずである。
けど聞いてみると音はイマイチだったりする。
アナログ、バックロードホーン、真空管、
励磁型スピーカー・・・・などなど
理論で言えばもっと上の技術があるのに
信じられないくらい多くの愛好家がいる。
話が飛躍しましたが、
オーディオってのは”理論”と”実際”が
ずれが頻繁に起こります。でも
これこそオーディオの魅力なのかもしれませんね。
1枚1000円のサンプラーCDはこちら
http://www.diyloudspeakers.jp/idaf/data/160.html
■編集後記■
今年の3月ごろに引っ越してきた埼玉県
川口市の我が家には、最近になって小さな
ハエが大量発生するようになってしまいました。
はじめは流しの生ごみ置き場に
3,4匹いる程度だったのが・・・
最近はパソコンをしていても、音楽を聴いて
いてもまとわりついてきます。
2mm程度の蚊みたいなハエなのですが、
とにかく動きが早く、簡単につぶすことが
できない。
そしてやたらに顔の周りにまとわりつく。
殺虫剤でやっつけてもやっつけても
次から次に別のハエの襲撃をうけます。
このうっとうしさにはほとほと
疲れてしまいました。
インターネットで調べてみると
”ショウジョウバエ””ノミバエ”など
とでてきました。
いろんな対策を考えてやってみますが
どれも決定打にならず今も小ハエに悩まされ
ながらメルマガ書いています。
冬まで待てば自然といなくなるのかも
しれませんが、、、どうしたらよいのやら・・・。
最後まで読んでいただきどうもありがとうございます。
大山へのメッセージはこのメールに直返信で届きます。