108万円の音をGETするメルマガ
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2008年4月30日配信号
「スピーカー追求道」の大山美樹音です。
記念すべき第一号「108万の音をgetするメルマガ」
はじまり、はじまり~~
━━━━発行第1号[目次]━━2008/4/30発行━━━━━━━━●○
【 大山の自作SP道場 】FE138ES-RとFE208ES-Rについて
【 オーディオコラム 】HDDオーディオとSSDオーディオの今後を占う
【 聞け!長岡鉄男の声 】「スワンの音はアンプが決める」
【 今月の一枚 】モーツァルト-ホルン協奏曲
【 編集後記 】初回メルマガを書き終えて
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【大山の自作SP道場】FE138ES-RについてとFE208ES-Rについて
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こんにちは。大山美樹音です。
私はD58ESの製作を終えまして、いろいろな実験をしてゆきたいと
思っていたのですが、部屋の引越し後まだまだ整理がつかな
い上周波数測定ソフトも定まらず、なかなかレビューも書
けていません。ゴールデンウィークを利用して一気に部屋の整
理をして早くスピーカー実験モードにはいりたいところです。
FE138ES-Rは購入はしたものの完全に放置プレイ状態。このま
まゆくとずーっと押入れにはいりっぱになってしまいそうな気
がしてなりません(笑)。D-58ESと平行してFE138ES-Rのレビュー
とスピーカーの試作も考えていますが、いつのことになるのやら
・・・。
さてFE138ES-Rですが、このユニットはこれまでのフォステク
スユニットの常識を破る13センチのオーバーダンピング型ユ
ニットで、故長岡鉄男先生のスピーカー設計図ではこのユニ
ットに類似した箱というのがありません。
ですので完全な独自設計でゆくしかないというのが定説にな
っております。参考になるスピーカーはFOSTEXがだしたター
キーが唯一あります。このターキーの評価もけっこういろんな
ところからはいってきますが、さほど芳しい評価を今のところ
聞きません。
このユニット自体の評価は賛否両論真っ二つに分かれるとい
う感じではなく
「まあ、決して悪くはない。いや音はたしかにいい。
しかし値段を考えるとどうなのよっ?」
っていう意見を持たれている方が多のではないでしょうか。私
個人は裸で鳴らしただけでまだ箱に入れていないから、な
んとも評価はできませんがマグネシウムセンター
キャップ搭載の中高域はけっこう好みであったりします。
けっこう箱に左右されそうなユニットの気もしますね。
話は変わってFE138ES-Rの兄貴分FE208ES-Rが再発
売されました。このユニットは昨年大ブレーク。予約で
全て売れつくしてしまった人気ユニットになりました。
FE208ES-Rの前バージョンFE208ESも配布が2回行われました
が3回目はありませんでした。それを考えるとFE208ES-Rも
これが手に入れるラストチャンスとなるでしょう。ちなみ
にFE208ESは前バージョンと後バージョンでマイナーチェ
ンジが行われましたが、今回のFE208ES-Rでは変更点は一切
なしとのこと。(FOSTEXに確認をとったので確かです)
次号メルマガでは完成したD58ESにFE208ES-Rを装着した
レビュー及び、FE138ES-Rの裸特性を元にどのような方向性
のスピーカーかベストか考えてみようと思います。
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【オーディオコラム】HDDオーディオとSSDオーディオの今後を占う
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第一回目はHDDオーディオとSSDオーディオについてのコラム。
HDDオーディオとはハードディスクに音楽情報を記録するもの
でありますが、情報を圧縮するものと、非圧縮するものにおお
きく分かれます。
HDDを記憶媒体とする装置も現在はを多くの市販品が販売されて
います。ちと調べてみました。
1、PANASONICのD-DOCK
2、SONYのNETJUKE
3、DENONのD-F103
4、ONKYOのBR-NX10(2008年7月発売予定)
5、SONYのNAC-HD1
6、YAMAHAのCDR-HD1500
などが代表例。1,2は圧縮音源を主に利用して、携帯型プレーヤー
との連携もできるコンポ。
3,4は圧縮も可能であるが、リニアPCM(CDと全く同じ音質)での
利用もできる高級コンポ。
5,6は単品HDDレコーダーで、オーディオマニアの方々を対象にした
アイテム。
これ以外にも、もちろん携帯型プレーヤーipodなどももちろん
HDDオーディオにはいる。
私は現在利用しているのはフラッシュメモリーに圧縮された
音をSONIC STAGEから転送して聞いています。
この便利さときたらホントたまりませんね。
最初に音楽を入れる手間さえあるものの、それ以降はほん
とに楽ちんで、これに慣れてしまうとCDの出し入れをする
のが苦痛にさえなってきます(アナログなどが好きな方に
はこの感触は受け入れらないのだろうが・・・。)
さてさてこの超便利なストレージ系オーディオは今後どのように
発展するのでしょうか。ピュアオーディオの観点から予測してみました。
HDDディスクの容量は年々大きく、低価格化が進んでおりますが
それに追い討ちをかけるようにフラッシュメモリー(以下SSD)
も大容量化、低コスト化がもの凄い勢いで進んでいます。現在40Gぐらい
ですが、300Gぐらいまでいくのはもはや時間の問題と思われます。
そうなるとHDDはますます肩身の狭い存在となっていくでしょう。
音響的に考えてSSDは駆動部分がないわけで記憶装置の理想の一
つと考えることができるからです。(読み取りエラーや回転の騒音
が発生しにくく、耐久性が高い)。
現状のSSDは容量が小さいため圧縮音源中心ですが、容量が
増えれば圧縮しないオーディオマニア向けの商品として非常に
魅力的なものとなるのは間違いないはず。しかし現状は価格的な
問題がネックとなって普及には至っていません。
しかし、メーカーがこのピュアオーディオ用の記憶装置とし
てフラッシュメモリー及び読み取り装置、ソフトを開発する
のか?
私はしないと思う。
理由は有効なキャッチコピーが何もないから。
それまでメーカーは、アナログやCDプレーヤーでいかに正確
に回転して、いかに正確に信号を読み取るかという技術に血筋
をあげてきて、そこの部分に大きな付加価値をつけてきた。
しかし回転しないメモリーオーディオは付加価値がつけにくく、
自作品と大差がないという状態になると、メーカーは現状のCDや
SACDを販売していったほうが大きく稼げるという話になる。
積極的にSSDを押すと泥沼の価格競争に陥り、メーカーのキャ
ッシュポイントはDAコンバーター部分のみとなってしまう。
だから消極的。けどマニアは便利だからSSDトランスポートを自作する。
つまりこちらもスピーカーと同様自作品のコストパフォーマンス
が高くなっっちゃたりするのではないかな?現にHDDトランスポート
はほとんど自作が主流っぽいし。
結論:
非オーディオマニアは現在の圧縮音源を中心とした聞き方
が続く。変わるのは容量と、ダウンロードの利便性くらい。
オーディオマニアは、アナログ派、CD派、SSD派(HDD派は
いづれいなくなる)とさらに宗派が今以上に増えることが予想さ
れる。自分で選べないマニアは羊の大群となって新たな教祖の
出現でも待ちますか?!
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【聞け長岡鉄男の声(第一話)】「スワンの音はアンプが決める」
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●●「スワンの音のよしあしはアンプ次第だということも重要です。
スワンが鳴っているのではなくアンプが鳴っているのだと考え
てください。」
――長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術1p150●●
アンプの音の違いというのは本当に分かりにくく、特に店頭で
視聴した場合には変化があるかないか程度の差しか認められない
場合が多いです。
長岡先生のこの言葉は特にスーパースワンを指していっている
が、本来はフルレンジで(ネットワークなし)で振動板の軽量な
スピーカーであれば、全て上の表現が当てはまると思って間違いない。
重い振動板、ネットワークは全てアンプの信号に対して抵抗と
して働くため、微小なアンプ信号は、耳に聞こえないレベル
の音になってしまう。
私は2種類のアンプの違いが2種類のスピーカー(普通のマルチ
市販品とフルレンジ一発の長岡スピーカー)で音がどう変化する
か実験したことがある。結果は長岡spがはるかにアンプの
違いを際立たせたのであった。ちなみにこのときの実験では安物
のアンプのほうが音は良くきこえたが(笑)
●●「わずかな差を拡大してみせるのはシンプルなシステムであるという
ことがだんだんわかってきたので(中略)CD、アンプのテスト
はスワンが主役になるわけです」
――長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術1p150●●
フルレンジ一発のシステムを利用している自作マニアの人と話をする
と、そのメリットとして「微小信号の反応のよさ」を挙げる
人が多い。私もそれはひとつの大きなメリットだと思っていて、
自作の大きなメリットだと思う。
100万クラスのアンプ、プレーヤー、を持っている方は是非一
度3000円くらいのフルレンジスピーカーでアンプのテストをさ
れてみてはいかがでしょうかか。アンプの実力が拡大して分かりますよ~。
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【今月の一枚】モーツァルト-ホルン協奏曲
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http://k.d.combzmail.jp/t/tj2k/70ybp3x0adxbccuxum
モーツアルトのホルン協奏曲。SACDです。ちなみち私の装置はSACDでは
ないのですが凄く音が良かった。(笑)SACDで聞いてみたくなる一枚です。
このソフトを聞いてSACDに興味がでてきたといってもいいくらい。
スーパースワンで視聴したところ、ホルンの位置が完璧に浮かび上がって
来る。ダイナミックレンジが広い、広い。パワフルでクリーンな低域
と音像がくっきり浮かび上がる中域。特に定位感が良いので、D-58ESより、
スパースワンやB&W805などの点音源的SPで聞くのが良いだろう。
ぜひ一度聞いてみてください。
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【編集後記】初回メルマガを書き終えて
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楽しんで読んでいただけましたでしょうか?
メルマガはある統計によると3ヶ月たつと半分は廃刊になるそ
うです(怖)。勢いで始めたメルマガですが長続きするように当
初は月1のゆったりしたペースで配信を行ってゆこうと思います。
パワーがついてきたら2週間に1回、1週間に1回。忙しくやる気がダウン
したら2ヶ月に1回、3ヶ月に1回、、、、、消滅かな(笑)。
国語の成績は小学校のときから悪かった大山ですから文章に
は全くもって自信がなく、誤字脱字文法の誤り、論理構造が
意味不明、などなど多々見苦しい点はあるかと思います。
どんな些細なことでもご意見・ご感想いただければ幸いです。
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。
大山美樹音